[何故4月なのか?]選ばないクラブが、未来をつくる。
- yosuke takahashi

- 3月28日
- 読了時間: 3分
更新日:4月12日
私たちがU12・U15でトライアウトを行わないのには、明確な理由があります。
小学生の段階で「完成形」を求めてしまうと、子どもたちの可能性を狭めてしまうからです。もし小6で完成形を目指すのなら、私たちは指導者ではなく“選別者”になってしまう。それはサンズの理念とはまったく異なります。
サンズの募集のタイミング
さらに、サンズの募集が4月と一般的なクラブより遅いのは、リスクを承知のうえでの選択です。なぜなら「これからやりたい」と思う子の多くは、まず部活動を選ぶからです。私は地域の公立中学校で外部指導員としても活動していますが、現在の部活動は限界を迎えています。
指導者不足、顧問の負担増、練習場所の不足、学校経営上の都合による活動時間の縮小…。かつてのように「中学に入れば思い切りバスケができる」という時代ではなくなりました。私の周りには熱心な先生方も多く、以前は「そんなことはない」と思っていました。(現在も多いです!)しかし現場はすでに限界突破です。誰かの負担で成り立ち、顧問の異動で活動機会が失われ、体育館を4分の1で使う部活すらある。安全面でも、重大事故が起きないと改善されない現実があります。
入ってから「思っていたのと違う」と気づいても、もう遅い。実際にはこれから挑戦したい、始めたいと思っていたのに、その機会を失ってしまう子もいます。
部活動の現状
その一方で、部活動の中にも能力の高い子、努力を続ける子はたくさんいます。正直に言えば、ミニバスでエースだった子が中学でベンチに座るケースも珍しくありません。だからこそ、サンズの募集は4月にしています。
「部活かクラブか」――子どもたち自身が選べるようにするためです。もちろん、素晴らしい先生に巡り合い、3年間しっかり活動できるケースもあります。ただ、それは“運”に左右されすぎる。いわばガチャです。だからこそ、子どもたちには選べる環境を選んでほしい。そのために、私たちは4月募集という形をとり、トライアウトではなく“未来に向けた選択肢”を提供しています。
サンズの理念
サンズでは、U12の子どもたちを「1人ひとりが太陽」だと考えています。それぞれが自分の光を持ち、違うペースで輝いていく存在です。そして、その太陽が中学生になってさらに昇っていけるように――その願いを込めて、U15チームを “SUNRIZE(サンライズ)” と名付けました。
私たちは、U15・U18へとつながる“バトンランナー”として、子どもたちの未来に向けて土台をつくるクラブでありたい。だからこそ、U12では勝敗や優劣、結果を重視しません。スポーツの本質にそれらがあることは理解していますが、焦ってそこに踏み込む必要はないと考えています。
U12で大切にしたいこと
U12で大切にしたいのは、まず「好きになること」です。そして、育成の本質である普及・機会・挑戦をしっかりと整えることです。子どもたちが自分のペースで挑戦し、失敗し、また挑戦できる環境こそが、将来の成長につながります。
U15では、その太陽が自分の力で昇っていけるように、挑戦の質を一段階引き上げ、自立した成長を育てていきます。昔が良い悪い、今が良い悪い、という話ではありません。時代が変われば、子どもたちを取り巻く環境も変わる。だからこそ、大人が設計をすることも必要だと考えています。
未来に向けて
サンズは、子どもたちが未来へ向かって走り出すためのスタート地点です。勝敗ではなく、成長の道筋をつくることが、私たち大人の役割だと思っています。
私たちの目指す場所は、子どもたちが自らの力で未来を切り開くための基盤です。バスケットボールを通じて、彼らが成長し、勝利を目指せる場所を提供すること。それが私たちの使命です。



コメント